履き替え
はきかえ
名詞
標準
文例 · 用例
「履き替えの準備なぞ、まだ、まだ」 はいって来た彼らに向って、部屋のものは一斉に目礼した。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
秋子は宿のお上さんに頼んで、古足袋を二つ、私のと彼女のとを手に入れてき、紐つきの草履を、履き替えの分まで用意した。
— 豊島与志雄 『憑きもの』 青空文庫
でも、庭のあちこちや家の周囲では、ヒールのあるサンダルを履いて、ショーツも履き替えて、たくさん撮影しました」 そこまで語って、中野玲子は組んでいた脚を降ろした。
— 片岡義男 『道順は彼女に訊く』 青空文庫
数分後、六人の巡査がゴム靴に履き替えて、現場へ駆けつけた。
— The Slave of Silence 『くちなしの花』 青空文庫
俺の考えは、庭園の隅で靴を脱いで、これに履き替える。
— The Mystery of the Four Fingers 『謎の四つ指』 青空文庫
その草鞋を穿き替えている間に、次郎左衛門は垂簾のあいだから師走の広小路の賑わいを眺めていたが、やがて何を見付けたか急に駕籠を出ると言った。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
玄関ではもう穿き替えの草履を呉れないことになっていた、これも、以前と変ったことがらである。
— 原民喜 『忘れがたみ』 青空文庫
さては夜道をするつもりで草鞋を穿き替えたものと見える。
— 鈴鹿山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫