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由来書

ゆらいがき
名詞
1
標準
history (of something)
文例 · 用例
羽州の八郎潟の由来書に、八郎という樵夫、異魚を食い大蛇となったという(『奥羽永慶軍記』五)。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
だから日本の地方の社の伝へや、由来書を集めて見ますと、その中の大きな何分の一といふ程度に、「この祭神は昔外国から船に乗つて渡つて来た神様だ」或は外国とまで言はなくても、「どこからか知らない国から渡つて来た神様だ。
折口信夫 真間・蘆屋の昔がたり 青空文庫
ところが、私はそのころいたずら盛りで、この包紙や由来書の紙に落書をしたばかりか、いたずら書の悪い絵をいくつも書いてしまった。
柳田国男 故郷七十年 青空文庫
その僧は、柾木家から、寺へ、焼いてくれと持って来た由来書を序文に書きたして、単なる綴ものを一層書物らしくしてしまった。
吉川英治 茶漬三略 青空文庫
その四 狐※「君、あの由来書きを見ると、初音の鼓は静御前の遺物とあるだけで、狐の皮と云うことは記してないね」「うん、―――だから僕は、あの鼓の方が脚本より前にあるのだと思う。
谷崎潤一郎 吉野葛 青空文庫
もっとも千本桜の作者は竹田|出雲だから、あの脚本の出来たのは少くとも宝暦以前で、安政二年の由来書きの方が新しいと云う疑問がある。
谷崎潤一郎 吉野葛 青空文庫
作例 · 標準
この骨董品には、その来歴を記した由緒正しい由来書が付属していた。
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歴史的建造物の由来書には、建立の経緯や改修の記録が詳細に記されている。
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家宝として代々受け継がれる品には、必ずその由来書が大切に保管されている。
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