負け腹
まけばら
名詞
標準
文例 · 用例
」「負け腹を立てるなんか柄でもないわ。
— 豊島与志雄 『球突場の一隅』 青空文庫
……負け腹立っている人間には、かまわぬがよい。
— 第十一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
さきの隅田、高橋の大敗も見たろうに」「いや、あまりひどい負け方を喫したので、敵は、負け腹立って来たのだろう」 しかし、衆言をよそに、正成の床几の辺では、和田、神宮寺、橋本、安間などの諸将から正季も前において、いつもに変らない正成の低目な声が、なにか諄々といっていた。
— 世の辻の帖 『私本太平記』 青空文庫
外記 負腹を立つおまへ樣こそ、近頃御卑怯でござりますぞ。
— 岡本綺堂 『箕輪の心中』 青空文庫
叔父さまが負腹を立たれたのだ。
— 岡本綺堂 『箕輪の心中』 青空文庫
かかる我君の手腕にも恐れず、公綱わずか七百余騎にて二千余騎のわが軍に向うというは、先般の負戦に負腹たて、無二無三に仕掛くるものと存じまする。
— 国枝史郎 『赤坂城の謀略』 青空文庫