幻辞.com

耳元

みみもと
名詞頻度ランク #23806 · 青空 334
1
標準
close to the ear
文例 · 用例
」と龜は、低く浦島の耳元に囁き、鰭でもつて浦島の横腹をちよこちよことくすぐつた。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
しかし、風が自分の耳元にそのやうにひそひそ囁き、さうして、いつのまにやら自分の胸中に於いても、その變てこな歌ともお念佛ともつかぬ文句が一歩一歩竹藪の下の雪を蹈みわけて行くのと同時に湧いて出て、耳元の風の囁きと合致する、といふやうな工合ひなのである。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
最後の時計の音と同時に、可哀らしい声が耳元で囁く。
GREISE 老人 青空文庫
次の瞬間私が青い窓から近東の藍色の空を眺めていると電流にのってアダがあらわれてきて、私の夜会服に一輸のネムの花をさすのであるが、忽ち私には彼女がマルセーユの金羊毛酒場の素足の美しい踊姿となって女の耳元で、おい、Y、今晩おれにつきあえよ、と囁く追想の女となるのであった。
吉行エイスケ 孟買挿話 青空文庫
『水野先生、お宅からお電話です‥‥‥』と、その時、不意に私の耳元に響いた小使の聲はどんなに私の心を驚かせただらう。
南部修太郎 疑惑 青空文庫
お體に障ります‥‥‥』と、同時に看護婦はお前の耳元に囁いた。
南部修太郎 疑惑 青空文庫
『私について數を數へて下さい‥‥‥』と、滴壜を手にした助手は、命令するやうな句調でお前の耳元に囁いた。
南部修太郎 疑惑 青空文庫
が、助手は再び滴壜を傾けてマスクの上にコロロホルムを滴らしながら、脣をお前の耳元に近づけて『二十八‥‥‥』と叫んだ。
南部修太郎 疑惑 青空文庫
作例 · 標準
彼の耳元でそっと秘密を囁いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
目覚まし時計が耳元で鳴り響き、飛び起きた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
赤ちゃんが母親の耳元で甘えるように声を出す。
幻辭AI · gemini-2.5-flash