生傷
なまきず
名詞
標準
fresh wound
文例 · 用例
夜、近眼の爲めに横丁の荷車にぶつかつた生傷だ。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
ほら、他に女が居て、酒に喧嘩、薬に生傷、世話焼きな妹か女家主。
— A CASE OF IDENTITY 『同一事件』 青空文庫
それも度重なつては、犬の喧嘩と振向いて見るものなく、女房の顔には殆ど生傷が絶えぬといふやうな寧ろ浅ましい境遇に陥つて行つた。
— 田山花袋 『重右衛門の最後』 青空文庫
「まあ汚い児だねえ」と仰言って、母様はあなたの生傷のついてる真黒な膝を洗っておやりになった。
— 竹久夢二 『少年・春』 青空文庫
たといその児は恕してくれても、子守の心は一生傷つくであろう。
— 倉田百三 『愛と認識との出発』 青空文庫
……湯島天神に家を持っていたんですが、私、一と頃生傷が絶えたことがなかった。
— 近松秋江 『別れたる妻に送る手紙』 青空文庫
おさわの身体には生傷が絶へなかつた。
— 下村千秋 『泥の雨』 青空文庫
」「あんた、いつかてリヽーに引つ掻かれて、生傷絶やしたことないのんに、わてが抓つたら痛いのんか。
— 谷崎潤一郎 『猫と庄造と二人のをんな』 青空文庫
作例 · 標準
転んで擦りむいた膝の生傷が、ズボンの布に擦れるたびにズキズキと痛む。
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元気いっぱいに走り回る少年たちの手足には、いつもどこかしらに生傷が絶えない。
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「そんな生傷を放っておいたら化膿するぞ」と、保健室の先生に厳しく注意された。
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