蠻夷
蠻夷
名詞
標準
文例 · 用例
輝徳不觀兵とか、遠人不服修文徳以來之とかいふのが、支那人の蠻夷に對する大方針である。
— 桑原隲蔵 『支那人の文弱と保守』 青空文庫
彼等はこの以外の國若くば人を、戎狄若くば蠻夷として擯斥もし輕侮もした。
— 桑原隲蔵 『晉室の南渡と南方の開發』 青空文庫
當時南支那に國して居つた荊楚・句呉・於越の諸王は、自らその蠻夷たることを認めて、鋭意北方の文化を輸入することを圖つたのである。
— 桑原隲蔵 『晉室の南渡と南方の開發』 青空文庫
當時揚子江沿岸の南支那は、蠻夷の域として擯斥されて居つた。
— 桑原隲藏 『歴史上より觀たる南支那の開發』 青空文庫
中國人にして佛教を奉ずるのは、いはゆる蠻夷擾夏ものなりとて、盛に國粹主義を鼓吹する。
— 桑原隲藏 『老子化胡經』 青空文庫
斯くして支那に到着すると、支那はむやみに體面を重んずる國であり、海外より來る者は之を蠻夷の使者として、國王の上表などが無ければ通りが惡い。
— 内藤湖南 『聖徳太子』 青空文庫
春秋の末年に既に南方に於いて呉若しくは越の如き蠻夷が國を形造つた。
— 内藤湖南 『日本上古の状態』 青空文庫
あるは木強の本性に潜む蠻夷の幾群の集ふやとばかり、われとわが拓かぬ森の下蔭に思ひ惑ふや、襲ひ來る彼の殘逆の矛槍を血ぬらぬ前に淨めなむ心しらへのありや、否。
— 蒲原有明 『有明集』 青空文庫