移居
いきょ
名詞
標準
文例 · 用例
過日の事であつたが、予は山の手の名を知らざる一小坂路に於いて、移居の荷物を運搬する一車の、積荷重くして人力足らず、加ふるに、道路澁惡にして上るを難んずるを目撃した。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
集に載する二律に「戊辰季春移居巷西」と題してあり、又「巷西※地忽移家」の句もある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
此年文化十二年五月に入つて、伊沢分家には又移居の事が起つた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
」これは蘭軒が「移居於丸山邸中」の詩である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
霞亭に「嚢里移居詩」があつて、此時の状況が悉してある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
しかし敬が嚢里の家の落成に先つて来てゐたことは、移居の詩に「家人駆我懶」と云ひ、「団欒対妻孥」と云つてあるを見て知られる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
移居当時の事は、樵歌に「予卜居峨阜、宇清蔚偕来助事、適井達夫在都、亦来訪、留宿三日、二月念一日、修営粗了」と云つてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
移居当時の客宇清蔚が辞し去つた時、霞亭は送つて京の客舎に至つた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫