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胡乱

うろん
形容動詞名詞
1
標準
suspicious-looking
文例 · 用例
おまけに犬が、それを胡乱な武器と感ちがいして、さかんに吠えたてるかも知れぬのだから、一つとして、いいところが無い。
太宰治 服装に就いて 青空文庫
なぜ、そんなら貴下は、その新聞包みを棄つるに際して、きょろきょろ四辺を※したり、胡乱々々往来をしたんじゃね。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
」「…………」「木賃泊りの天井裏に、昼は内に潜って、夜になると、雨でも、風でも、稲葉屋の周囲を、胡乱つき廻って、稲荷さんの空地に蹲んでもいりゃ、突当りの黒塀に附着いて立明す……そうして声を聞く、もの音を考えるですだい。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
」「挙動が奇怪じゃ、胡乱な奴等、来い!
泉鏡花 黒百合 青空文庫
その姉さんは貴方、こないだから、昼間参りましたり、晩方来ましたりいたしましては、この辺を胡乱々々して、行ったり来たりしていたのでございますがね。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
」 と道は落着かず胡乱々々する。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
米は鍵屋あって以来の上客を得た上に、当の敵の蔵屋の分二名まで取込んだ得意想うべく、わざと後を圧えて、周章てて胡乱々々する蔵屋の女に、上下四人をこれ見よがし。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
何の真似やら、おなじような、あたまから羽織を引かぶった若い衆が、溝を伝うて、二人、三人、胡乱々々する。
泉鏡花 みさごの鮨 青空文庫