群をなして
ぐんをなして
表現
標準
in crowds
文例 · 用例
彼等は群をなして、わめきながら、行くさきにあるものは何でも喰い殺さずにはおかないような勢いでやって来た。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
夜になると、まだ味をしめない兵士等が、群をなして学校へ押しよせて来た。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
女房たちは群をなして、遠く、東京のT男爵邸前に押しよせた。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
煮え湯をあびせられた蟻のように支那兵は到るところに群をなして倒れていた。
— 黒島伝治 『チチハルまで』 青空文庫
往来に、あるいは佇み、あるいはながながと寝そべり、あるいは疾駆し、あるいは牙を光らせて吠えたて、ちょっとした空地でもあるとかならずそこは野犬の巣のごとく、組んずほぐれつ格闘の稽古にふけり、夜など無人の街路を風のごとく、野盗のごとくぞろぞろ大群をなして縦横に駈け廻っている。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
鳩が幾羽ともなく群をなして勢いこんで穀倉のほうから飛んできた、がフト柱を建てたように舞い昇ッて、さてパッといっせいに野面に散ッた――アア秋だ!
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
成程遠雷の如き叫聲が野山に響渡ると、忽に其處の森からも、彼處の岩陰からも三頭五頭と猛獸は群をなして現はれて來た。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
…… ……たとへば、地震から、水道が斷水したので、此邊、幸ひに四五箇所殘つた、むかしの所謂、番町の井戸へ、家毎から水を貰ひに群をなして行く。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
作例 · 標準
セール初日のデパートの前には、開店を待つ人々が群をなして集まっていた。
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サバの群れが群をなして泳ぐ様子は、まるで海の中に銀色の川が流れているようだ。
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夕暮れ時になると、ねぐらを求めるカラスたちが群をなして空を飛んでいく。
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