見知り越し
みしりごし
名詞
標準
being well-known to
文例 · 用例
私は煮えくりかえる程腹がたって、どうしてくれようかと思い思いその時計屋に行ったら、見知り越しの番頭が出て来て、「いらっしゃいまし。
— 夢野久作 『ざんげの塔』 青空文庫
客同志見知り越しのものもある。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
まだ昼前なので遠くの街から集まって来た人達より踊り手には近所の見知り越しの人が多かった。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
そうして特に見知り越しの私たちの眼と眼とぶつかると、莞爾として片手をあげた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
見知り越しの老酋長の所へ寄ったが、此の前会った時とは打って変って、若々しく活気づいて見えた。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
そして君は疑わしそうな目を時々上げて、見知り越しの顔にでもあいはしないかと気づかった。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
数多い見知り越しの男たちの中で如何いう訳か三人だけがつぎつぎにクララの夢に現れた。
— 有島武郎 『クララの出家』 青空文庫
高慢というのでもなく謙遜というのでもなく、きわめて自然に落ち着いてまっすぐに腰かけたまま、柄の長い白の琥珀のパラソルの握りに手を乗せていながら、葉子にはその貴婦人たちの中の一人がどうも見知り越しの人らしく感ぜられた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
作例 · 標準
近所のスーパーの店員さんとは、毎日通ううちにすっかり見知り越しの間柄になった。
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共通の趣味を通じて、彼とは直接の面識はないものの、SNS上では見知り越しだ。
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取引先の担当者とは長年の見知り越しなので、交渉もスムーズに進めることができる。
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