鮭肉
さけにく
名詞
標準
文例 · 用例
四時の汽車で帰庵、夕餉の支度をしてゐると、樹明君から来信、宿直ださうである、OK、待つてゐましたとばかり学校へ、――例によつて生ビールと鮭肉とを頂戴した、釣道具、餌蚯蚓などを分けて貰ふ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
つくばいの横に、先住の人の置いて行った薔薇が、小さい鮭肉色の花を、二輪つけていた。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
「永く花を置くと幹が痛むから剪ろうと思うだけですよ」 伸子は、言葉に出すと気障なようで、その二輪の黄がかった鮭肉色の薔薇が、その背景あってこそどのように風情に富んでいるか説明できなかった。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫