幻辞.com

常世の国

とこよのくに
名詞
1
標準
land of the dead
文例 · 用例
それから垂仁天皇のおいいつけで、はるかな海を渡って、常世の国までたちばなの実を取りに行った田道間守は、天日矛には五|代めの孫でした。
楠山正雄 赤い玉 青空文庫
母はあの時じくの香ぐの木の実を常世の国から携え帰った田道間守の、但馬の国|出石の産なので、こじつけの様ではあるが、私が南国にうまれ、其後又琉球、台湾と次第に南へ南へ渡って絶えず朱欒や蜜柑の香気に刺激されつつ成長した事も面白くおもわれる。
杉田久女 朱欒の花のさく頃 青空文庫
日本民族共通の信仰の楽土常世の国に住む鳥で、人間の魂を保管して、搬び来り携へ去る白鳥が、古代人の考へた「たづ」であつた。
――鶴亀の芸能―― 鶴が音 青空文庫
海の神が、元、海の彼方の常世の国の神であつた事は、既に、他に述べた事がある。
折口信夫 村々の祭り 青空文庫
全体としての常世の国のまれびとは、天から来る神となり、或は忘られて了ふ。
折口信夫 村々の祭り 青空文庫
過ぎ来た方をふり返る妣が国の考へに関して、別な意味の、常世の国のあくがれが出て来た。
異郷意識の起伏 妣が国へ・常世へ 青空文庫
ともあれ、海のあなたに、常世の国を考へる様になつてからの新しい民譚が、古い人々の上にかけられて居ることが多いのだ、とさう思ふのである。
異郷意識の起伏 妣が国へ・常世へ 青空文庫
けれども、ほをりの命の様な、たま/\択ばれた人ばかりに行かれて、凡人には、依然たる常世の国として懸つて居た。
異郷意識の起伏 妣が国へ・常世へ 青空文庫
作例 · 標準
亡くなった祖父は、今頃常世の国で安らかに過ごしているだろうか。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
古い伝説によれば、海の彼方には不老不死の霊薬があるという常世の国が存在する。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
巫女は目を閉じ、常世の国からの神託を授かろうと深く集中した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
2
標準
distant country
作例 · 標準
遥か遠く、水平線の向こうにある常世の国へと思いを馳せる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
その異邦人は、誰も見たことのない常世の国から流れ着いたのだという。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
船乗りたちは、嵐を抜けた先に黄金に輝く常世の国があると信じていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア

常世の国(とこよのくに)は、古代日本で信仰された、海の彼方にあるとされる異世界である。一種の理想郷として観想され、永久不変や不老不死、若返りなどと結び付けられた、日本神話の他界観をあらわす代表的な概念で、古事記、日本書紀、万葉集、風土記などの記述にその顕れがある。

出典: 常世の国 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0