突入
とつにゅう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #5204 · 青空 385 例
標準
rushing into
文例 · 用例
生ぬるい水中へぎゅーんと五体がただ一つの勢力となって突入し、全|皮膚の全感覚が、重くて自由で、柔軟で、緻密な液体に愛撫され始めると何もかも忘れ去って、小初は「海豚の歓び」を歓び始める。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
それが終らないうちに、右翼は、重藤中尉が先頭に立って、開き扉を押し割り、着剣した銃を突き出し、クレゾールくさい室内へ突入していた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
寝てもさめても、れいの「性的煩悶」ばかりしている故に、そんな「もののはずみ」だの「きっかけ」だのでわけもなく「恋愛関係」に突入する事が出来るのかも知れないが、しかし心がそのところに無い時には、「きっかけ」も「妙な縁」もあったものでない。
— 太宰治 『チャンス』 青空文庫
』と僕はいきなり母の居間に突入しました。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
」 と突入れつつも肩が聳え、「まったく、ぞくぞくもしよう、寒気もしよう、胸も悪かろう、唇も汚らしかろう。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
たちまち加速度を以て、胸焼きこげるほどに海辺を恋い、足袋はだしで家を飛び出しざぶざぶ海中へ突入する。
— 太宰治 『女人訓戒』 青空文庫
実に美術の本質は、対象の本質に突入し、物如の実相を把握しようとするところの、直覚的認識主義の極致である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
そこで広い意味の哲学――即ち哲学的精神を有するもの――とは、すべて本質に於て主観を掲げ、何かの実在的なもの、もしくは普遍原理的なものに突入しようとする思想であって、例えばルッソオ、ゲーテ、ニイチェ、トルストイ等の詩学的人生評論の類が、みなこれに類している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
標準
plunging into (war, etc.)