腕押し
うでおし
名詞
標準
pushing with one's arm
文例 · 用例
第二十九回 薩摩琵琶春枝夫人の物語――不屆な悴――風清き甲板――國船の曲――腕押し脛押と參りませう――道塲破りめ――奇怪の少尉 春枝夫人は清しき眉を揚げ『あゝ其事!
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
その夜は座相撲や腕押しで夜遅くまで大いに騒いだ。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
しかし、女中に用事一つ言いつけるにも、まずかんにんどっせと謝るように言ってからという登勢の腰の低さには、どんなあらくれも暖簾に腕押しであった。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫
「僕等はまるで暖簾と腕押しをしているのだな。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
元来僕は、ほとんど一滴も飲めない、女郎買いなぞは生れて一度もしたことのない、そして女房と腕押しをしてもいつも負けるくらいの実に品行方正な意気地なしなのだ。
— 大杉栄 『獄中記』 青空文庫
「――滑稽ね、腕押ししてたの」「ああ」 米久通りへかかる時、おしげは暗がりを見すかすやうに、小腰をかがめて、花屋敷の方へ眼をやつた。
— 武田麟太郎 『一の酉』 青空文庫
そういう連中は、噛んでふくめるように言い聞かせても、とんと納得させることが出来ず、どんなに明々白々な論拠を以って臨んでも、まるで暖簾と腕押しをすると同じで、さっぱり手ごたえがないのだ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
なお下りて筋骨の丈夫なる者は腕押し、枕引き、足|角力も一席の興として交際の一助たるべし。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
arm wrestling
作例 · 標準
例句