奇病
きびょう
名詞
標準
strange disease
文例 · 用例
その処方通りにしたら数日にしてこの厄介な奇病もけろりと全快した、というのである。
— 寺田寅彦 『追憶の医師達』 青空文庫
なんにしてもこれは一種の奇病である。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
網元の主人は非常に喜んで、出産の日を待っていたが、米の妊娠は真箇の妊娠でなくて、病名も判らない奇病であった。
— 田中貢太郎 『妖蛸』 青空文庫
もっとも、彼は部下の余興を見なければ、酒が咽へ通らないという奇病を持っていたから、その鯨のような飲酒欲を満足させるためには、兵隊たちは常に自分の隠し芸をそれぞれストックして置く必要があった。
— 織田作之助 『昨日・今日・明日』 青空文庫
」「病気という問題が多数、奇病がいくつも潜んでいるのだ、東洋には。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
この騒ぎが一団の仏掌藷のような悪玉になって、下腹から鳩尾へ突上げるので、うむと云って歯を喰切って、のけぞるという奇病にかかった。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
無理やりに注ぎこんでも一向に酔ひもしないといふ奇病患者なのである。
— 牧野信一 『久保田万太郎』 青空文庫
烏金丸を王にすゝめると奇病は即座に回復したが、皇后を想ふ恋々の情は更に烈しく湧き上つて、身の置き処もなく悶え狂うた、「病で死んだ方がよかつた。
— 牧野信一 『闘戦勝仏』 青空文庫
作例 · 標準
遠い昔、村では原因不明の奇病が流行し、多くの人々が苦しんだ。
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医学会では、新たに発見された奇病の治療法について研究が進められている。
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映画の中で、主人公が奇病に冒されるという展開にハラハラした。
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その地域で発生した奇病は、公衆衛生当局によって徹底的に調査された。
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