所在無い
しょざいない
形容詞
標準
bored
文例 · 用例
で、その日、奥畑を送り出したあとで、しょざいない時にはそうするのが癖の、ひとり応接間のピアノに向ってあれかこれかと譜本を引っぱり出しながら弾いているところへ、頃合を測って夙川から戻ったのであろう、妙子が何気ない顔をして這入って来たのを見ると、幸子はちょっと手を休めて、「こいさん」と云った。
— 上巻 『細雪』 青空文庫
就中此の夫人の、佗びしい、しょざいない、泣くにも泣かれない孤独な生涯を想うと、事実こう云う顔つきをしていたらしい気もするのである。
— 谷崎潤一郎 『武州公秘話』 青空文庫
その一分が六十回でやっと一時間、百二十回でやっと二時間、仮りに三時間待つものとしても、このしょざいない、どうにもこうにもしようのない「一分」を、セコンドの針がチクタク、チクタクと、円を一周する間を、百八十回こらえねばならない!
— 谷崎潤一郎 『痴人の愛』 青空文庫
作例 · 標準
雨の日曜日は、特に所在無くて時間を持て余してしまう。
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待ち合わせの時間が長く、所在無さそうにスマホをいじっていた。
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何もすることがなく、所在無い一日を過ごした。
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