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名詞
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標準
文例 · 用例
一月号の『思ひ出』の作も極めて平淡な情の内に深い味いのある歌であったが、二月号の『独都より』の作はまた一層面白い歌である。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
ニイチェはその哲学詩人としての本領の外に、純粋の詩人としての情詩を書いて居る。
萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 青空文庫
しかし情詩人としてのニイチェには、僕としてあまり崇敬できない点がある。
萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 青空文庫
特に情詩に哲学は禁物である。
萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 青空文庫
これら僅か数篇の名詩だけでも、ニイチェは情詩人として一流の列に入り得るだらう。
萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 青空文庫
僕の第二詩集「青猫」は、その惑溺の最中に書いた情詩の集編であり、したがつてあのショーペンハウエル化した小乗仏教の臭気や、性慾の悩みを訴へる厭世哲学のエロチシズムやが、集中の詩篇に芬々として居るほどである。
萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 青空文庫
(とりとめもない夢の氣分とその情)春宵嫋めかしくも媚ある風情をしつとりとした襦袢につつむくびれたごむの 跳ねかへす若い肉體をこんなに近く抱いてるうれしさあなたの胸は鼓動にたかまりその手足は肌にふれほのかにつめたく やさしい感觸の匂ひをつたふ。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
其時、氏と散歩して來た、非感覺的な櫻の花が咲きみだれてゐた前橋公園や、かつて「雲雀の巣」に歌はれた堤防附近や、その他情的風景の多くが、氏にとつて内心の惡舌を吐きかける所となつてゐるのに驚いたのであつた。
萩原朔太郎 純情小曲集 青空文庫