平鑿
ひらのみ
名詞
標準
flat chisel
文例 · 用例
旋盤や平鑿盤や穿削機についている仲間が、笑いをニヤ/\含んだ顔でこっちを見ていた。
— 小林多喜二 『工場細胞』 青空文庫
丸鑿は、製作上の実際から考えると飛鳥時代にはなく、飛鳥時代は平鑿ばかり使ったのだろうと思う。
— 高村光太郎 『回想録』 青空文庫
飛鳥時代の彫刻は、平鑿で削ってゆく清浄さ、その清浄な気持でやったから、丸鑿など思いもよらなかったのだろうと思う。
— 高村光太郎 『回想録』 青空文庫
乾漆の際、箆でやると谷が丸くなるので、平鑿のような仕事は出来ないが、それが乾漆像に非常に柔い感じを出し得た。
— 高村光太郎 『回想録』 青空文庫
顔のようなところには肉を減らさない為に丸鑿は使わず、平鑿で突きつけて彫っている。
— 高村光太郎 『回想録』 青空文庫
「平鑿だネ」 と、すぐに向うも目をつけた。
— 剣山の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
眼八は拇指の腹であご髯をコスリながら、畳へおいた平鑿を見つめておった。
— 剣山の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
「お前は何か、先刻おれが返してやった平鑿を、徳島のどこでなくしたか気がついているか?
— 剣山の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
作例 · 標準
平鑿を使って、木材の表面を滑らかに削り取っていく。
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大工の道具箱には、用途に合わせた大小様々な平鑿が並んでいた。
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平鑿の刃を砥石で研ぎ、驚くほどの切れ味を復活させた。
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