由緒ある
ゆいしょある
形容詞-語幹
標準
venerable
文例 · 用例
土地に住んで、もう町の成立を忘れ、開墾当時の測量器具などの納めた、由緒ある稲荷の社さへ知らぬ人が多からうか、と思ふにつけても。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
若山は、昔なら浪人の手習師匠、由緒ある士がしばし世を忍ぶ生計によくある私塾を開いた。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
しかし由緒ある古刹であることは、立派な本堂と広大な墓地とで容易に証明されていた。
— 岡本綺堂 『磯部の若葉』 青空文庫
今年の七月下旬、私は某友人の紹介で、貴族エル何某の別荘へ避暑かたがた遊びに行った事がある、その別荘は倫敦の街から九|哩ばかり距れた所にあるが、中々手広い立派な邸宅で、何さま由緒ある貴族の別荘らしく見えた。
— 岡本綺堂 『画工と幽霊』 青空文庫
吉岡も隣村では由緒ある旧家で、主人は一昨年世を去ったが、お政との間に二人の子供があった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
田舍に於ては、郷黨のすべてが縁者であり、系圖の由緒ある血をひいてゐる。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
田舎に於ては、郷党のすべてが縁者であり、系図の由緒ある血をひいてゐる。
— 萩原朔太郎 『散文詩集『田舎の時計 他十二篇』』 青空文庫
京都の由緒ある大きな寺のひとり子に生れ幼くして父を失った。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
作例 · 標準
由緒ある旅館で、伝統的な日本料理を味わった。
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彼は由緒ある家柄の出身だ。
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この寺は由緒ある建造物として知られている。
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