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酔声

すいせい
名詞
1
標準
文例 · 用例
広間にとぐろを巻いて、がやがや酔声を揚げていた浪人体の荒くれ武士たちも、今は、ひっそりと呼吸をのんで、この、部屋の隅に、四曲屏風を背に敷ぶとんに坐っている出羽守へいっせいに眼をあつめている。
林不忘 煩悩秘文書 青空文庫
加十は拍子抜けがして暫時は茫然と佇んでいたが、そうしていても埓のあく様子もないから、いささか焦れ気味になって壁のボタンを押して案内を乞うと、やや暫くののち玄関の間の廊下に閑々たる足音が近付いて来て、朦朧たる酔声を発しながら扉の向う側で応待するのはまさしく宗皇帝。
久生十蘭 魔都 青空文庫