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礼者

れいしゃ
名詞
1
標準
文例 · 用例
あの人は五十ちかくなって軍医総監という重職にあった頃でも、宴会などに於いて無礼者に対しては敢然と腕力をふるったものだ。
太宰治 花吹雪 青空文庫
私が柔道五段か何かであったなら、あんな無礼者は、ゆるして置かんのだが、としきりに口惜しく思ったものだ。
太宰治 花吹雪 青空文庫
調子に乗って馬鹿な事を言って、無礼者
太宰治 佳日 青空文庫
T「無礼者ッ」 と叫んだのが結城左久馬の連中。
山中貞雄 右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法 青空文庫
」 としらふで冷罵れば、巡査は全身の怒気頭上に上りて、「無礼者め。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
左大臣も機嫌を悪くなさいまして、だれにもお行き先をお言いにならぬような微行をなさるのは軽率で、無礼者にどこでお逢いになるかもしれぬことになって、お上の耳にはいれば自分の落ち度になるからとやかましくおっしゃいました。
浮舟 源氏物語 青空文庫
一方わたしは、今しがたのジナイーダの手の振りようを思い浮べながら、本当の女王様でも、あれ以上の威厳をもって、無礼者にドアをさして見せることはできまいと、改めてまた心に思った。
ツルゲーネフ はつ恋 青空文庫
」 無礼者奴がズカズカ部屋へ入って来た、而して雪江さんの笑いが止らないで、些とも要領を得ない癖に、訳も分らずに、一緒になってゲラゲラ笑う。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫