三明
さんみょう
名詞
標準
three kinds of awareness
文例 · 用例
二十三明くる日病院へ行って聞くと、あれからまだなかなか帰りそうにもないので、雪子は又次の間へ引っ込んでしまって、それきり一遍も顔を出さずにいた。
— 下巻 『細雪』 青空文庫
もつともその前にも、五十五歳で養子の伊織を具して、小笠原忠眞の軍監として島原の亂に出征してゐたり、二三明白な事蹟もあるけれど、その言行までは詳しく遺つてゐないのである。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
行宮にあてられた三明院は「梅松論」に、御座舟、美保ノ浦に着き給ふ。
— 世の辻の帖 『私本太平記』 青空文庫
また出雲の守護、塩冶判官高貞なども、立会いとして、これへ臨んでいたので、三明院の野外は、時ならぬ兵の陣場となり、ふだん百戸に足らぬ浦の部落は、喧騒にあふれ返った。
— 世の辻の帖 『私本太平記』 青空文庫
「よし、そしらぬ顔して、こよいの態を眺めていよう」 その宵は、三明院のうちで、心ばかりな別宴があることになっていた。
— 世の辻の帖 『私本太平記』 青空文庫
ほどなく、その道誉と清高も、連れだって来て、三明院に姿を見せる。
— 世の辻の帖 『私本太平記』 青空文庫
もっともその前にも、五十五歳で養子の伊織を具して、小笠原|忠真の軍監として島原の乱に出征していたり、二、三明白な事蹟もあるけれど、その言行までは詳しく遺っていないのである。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
修行の果てに三明を得た聖者は、自他の過去世をすべて見通すことができた。
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釈迦は菩提樹の下での悟りにおいて、宿命・死生・漏尽の三明を具足したとされる。
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仏教経典によれば、三明を体得することで輪廻の苦しみから解脱できるという。
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