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底土

そこつち
名詞
1
標準
subsoil
文例 · 用例
いったいに潜水夫の仕事は、沈船作業(単に荷物を揚げるような簡単なものから、爆破解体、巨大船の浮上のような大規模なもの)のほかに、築港、橋梁、船渠等の水底土木作業や水産物の採集などであるが、沈船作業は主として春から夏の頃の凪ぎの海に限られており、水産物採集には勿論漁期がある。
織田作之助 わが町 青空文庫
顔には九邇坂の土を、そこの土は、上土は赤く、底土は赤黒いけれど、中土の、ちょうど色のよいのを眉墨にして、色|濃く眉をかいている。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
3 潮の退いた干潟を歩いていると、底土の巣から這い出したままの潮招蟹が、甲羅に泥をこびりつけて、忙しそうに食物をあさっているのがよくある。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
緩慢にして遲鈍なる寒氣、鉛の色の濕りたる空氣はこの炎々として猛烈なる火氣を靜めて、大洋の水、まづ其面を曇らせ、山岳、つぎに其氷りたる脊椎を擡げ、森林は、底土の下より動るぎ出で、朱に染みて骨々しき猛獸の怒號、爭鬪に戰き、天災、東より西へ流れて、大陸は作られ、また滅びぬ。
上田敏 牧羊神 青空文庫
「ぜひ僕のために、大西洋の海底土産というやつを持って帰ってもらいたいね」 と鼻の頭を真赤に染めた酔払いの船員がホーテンスへねだった。
海野十三(丘丘十郎) 地球発狂事件 青空文庫
實は、さあれ底土にひそみ、日にめざめ、濕りに吹※び、いつかまた芽生を伸して、二代ゆかめ。
薄田淳介 白羊宮 青空文庫
まるで底土のねだんとおんなじこつちや。
島木健作 黎明 青空文庫
家の西裏半町ばかりは一間餘りの低地畑になつて、南北に帶の如く延びてゐるのだが――いやゐたのだが、二三ヶ月前から頻に臭いゴモクや、ドブの底土や、石炭がらのやうなものを運びこんで、今は九分通りまで埋たてた上に、逸早く「この地所お望みの方は……」の立札がすまし込んでゐる。
羽田亨 聚樂廻り 青空文庫
作例 · 標準
植物は底土の栄養分を吸収して成長する。
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工事現場では、底土の性質を調査することが重要だ。
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この地域の底土は粘土質で、水はけが悪い。
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