尖峰
せんぽう
名詞
標準
文例 · 用例
ぶよぶよ動く淡紅の幽霊のように、尖峰を染めだし氷塔をわたり……それも間もなく一瞬の夢のように消えてしまう。
— 地軸二万哩 『人外魔境』 青空文庫
やがて、櫛のような尖峰を七、八つ越えたのち、いよいよ「天母生上の雲湖」の外輪四山の一つ、紅蓮峰の大氷河の開口へでた。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
電光が、尖峰をわたりながら、アジアの怒りのように……ダネックへは死、ケティとケルミッシュは己が手におさめ……一人ただ日本人折竹のみに生還を許したのである。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
やがて、櫛のような尖峰を七、八つ越えたのち、いよいよ「|天母生上の雲湖」の外輪四山の一つ、紅蓮峰の大氷河の開口へでた。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
薬師の尖峰南にあり、槍、穂高、群山を抜き乗鞍、御嶽またゆずらず。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
但し続国訳漢文大成では、自註に引く所の柳子厚の句が海上尖峰若剣鋩となつてゐる。
— その七 ――放翁詩話三十章―― 『放翁鑑賞』 青空文庫
目指す槍ヶ岳の尖峰は、屹然と中空に聳え、鋸歯状に輪廓を刻んで、左手穂高岳へ連り、右手はゆるやかに延びて、双六、鷲羽、野口五郎、烏帽子、蓮華、などの諸岳となり、大気澄む日には、遙かに白馬岳をも遠望される。
— 豊島与志雄 『霊気』 青空文庫
尖峰の数は目分量で三十から四十もあろうか?
— 野上豊一郎 『吹雪のユンクフラウ』 青空文庫