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囚われ

とらわれ
名詞頻度ランク #16163 · 青空 124
1
標準
captivity
文例 · 用例
自然に対しても、近代人は近江八景や、二見ヶ浦の日の出のような、伝習に囚われた名所や風光で満足が出来ないのである。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
―― 彼は、恐しい夢でも見てるような、無気味な気持に囚われながら、追っかけられながら、デッキのボースンの処へ駆けつけた。
葉山嘉樹 労働者の居ない船 青空文庫
美術家は画法に囚われて自然を見なくなり、宗教家は経典に囚われて生きた人間を忘れ、学者はオーソリチーに囚われる。
寺田寅彦 科学上における権威の価値と弊害 青空文庫
その中から、私とおんなじ苦しみに囚われているアヤ子の、なやましい瞳が、神様のような悲しみと悪魔のようなホホエミとを別々に籠めて、いつまでもいつまでも私を、ジイッと見つめているのです。
夢野久作 瓶詰地獄 青空文庫
それから蛇によって象徴された執念深い肉慾に二人が囚われて、信仰をなくしちゃって、エデンの花園を逐われてから、お互いの裸体が恥かしくなったお蔭で、子供がドンドン生まれ初めてこの地上に繁殖し初めたんだから、トドのつまりこの地上で栄えるものはエホバの神の御心じゃない。
夢野久作 悪魔祈祷書 青空文庫
重兵衛とおつやは云い知れぬ恐怖に囚われたように、暫く無言。
岡本綺堂 青空文庫
前にも記す如く、お葉は自分にも判らぬ心理状態の中に此の山中へ誘われ、此の窟の奥に囚われて了った。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
祖父以来儒者の家であった彼の家庭には、何か時代とそぐわぬ因習に囚われがちな気分もあると同時に、儒教が孤独的な道徳教の多いところから、保身的な独善主義に陥りやすく、そういうところから醸された雰囲気は、均平にはやりきれないものであった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
作例 · 標準
檻の中での囚われの生活は、野生の誇りを持った猛獣にとって耐え難い苦痛だろう。
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長い囚われの身から解放された瞬間、彼は眩しそうに空を仰ぎ見た。
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独裁政権下で不当な囚われとなった人々を救うため、国際社会が動き出した。
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