主要人物
しゅようじんぶつ
名詞
標準
key people
文例 · 用例
連載物など、前に掲載した分を読み返すか、主要人物の姓名の控えを取って置けば間違いはないのに、それをしないものだから、平気で人名を変えたりしている。
— 織田作之助 『鬼』 青空文庫
おかくは、口では何うしてもその頼みごとを私に告げる術がなくて、ぐでりんに代筆を乞ふのですが、それらの事情の一端にはもともとぐでりんも相当な主要人物として登場してゐるのですから、これは完全なる代筆文とも申されぬのです。
— 牧野信一 『月あかり』 青空文庫
すると小説家のジェームス・ペインが、この話を材料にして『ハルヴス』という有名な小説を書き、その中の主要人物の一人を、その姪が、馬の毛を細かく刻んで食事の中へまぜて殺すことに仕組みました。
— 小酒井不木 『誤った鑑定』 青空文庫
バルザックの小説において、読者はユーゴオの作品に対した場合のように、主要人物の動きにひきまわされるばかりではすまない。
— 宮本百合子 『バルザックに対する評価』 青空文庫
この山※子売りはハルビン街上風景の一主要人物である。
— 踊る地平線 『踊る地平線』 青空文庫
いまこのベルチョン博士が、オテル・ダムステルダムの三階十四号室に現れて、自殺室事件の主要人物として登場したのだ。
— 牧逸馬 『ロウモン街の自殺ホテル』 青空文庫
形態について豊島与志雄 或る一つの文学作品中の主要人物について例えば五人の画家にその肖像を描かせるとすれば、恐らくは、可なり異った五つの肖像が得られるだろう。
— 豊島与志雄 『形態について』 青空文庫
石子刑事は署長を除くと唯一の現存主要人物なので、裁判長の訊問も鋭く、殊に能勢弁護人の追究は物凄い程で、石子刑事は殆ど一人で神楽坂署の非難を引受けて終った形だった。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
作例 · 標準
物語の中盤、今まで味方だと思っていた主要人物が、実は敵のスパイだったことが判明する。
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警察は粘り強い捜査の末、その国際的な犯罪組織を牛耳る主要人物を特定し逮捕した。
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彼は明治維新という国家の転換期において、新しい国造りを推し進めた主要人物として知られる。
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