白魚
しらうお異読 シラウオ
名詞
標準
icefish (Salangidae spp., esp. the Japanese icefish, Salangichthys microdon)
文例 · 用例
味覚としての「いき」は「けもの店の山鯨」よりも「永代の白魚」の方向に、「あなごの天麩羅」よりも「目川の田楽」の方向に索めて行かなければならない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
」 彼女が片眼をつむって、白魚のような指を鼻にまいて、「あんたの、ベビかもしれなくってよ。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
後に小田原の町を放れ、函嶺の湯本近に一軒、茶店の娘、窶れ姿のいと美しきが、路傍の筧、前なる山凡そ三四百間遠き處に千歳久しき靈水を引いたりといふ、清らかなる樋の口に冷たき其の土を洗ふを見て、山の芋は鰻になる、此の牛蒡恁くて石清水に身を灌がば、あはれ白魚に化しやせんと、そゞろ胸に手を置きしが。
— 泉鏡太郎 『城の石垣』 青空文庫
京橋下の一流は御濠の鍛冶橋南より比丘尼橋紺屋橋を経て来り、京橋の東炭谷橋白魚橋の下に出で、こゝにて南は真福寺橋下より来る一水と会し、北は兜橋より弾正橋下を経来れる一水と会し、桜橋東にてまた南より来る小渠と会し、遂に中の橋稲荷橋下を過ぎてこゝに来れるなり。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
また春の未明には白魚すくいをやるものがある。
— 幸田露伴 『夜の隅田川』 青空文庫
なにしろ東京中の一流の料理屋が使う白魚と鮎に関する限りは、大体この店の品が求められるので、類の少ない独占事業でなにかにつけて利潤は多かった。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
……その欠皿も、白魚の指に、紅猪口のごとく蒼く輝く。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
その指には、白金の小蛇の目に、小さな黒金剛石を象嵌したのが、影の白魚のごとく絡っていたのである。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
冬の川で白魚が獲れる季節になった。
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新鮮な白魚の踊り食いは、春の味覚として有名だ。
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白魚の天ぷらは、サクサクとした食感がたまらない。
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ウィキペディア曖昧さ回避
白魚(しらうお、しろうお、しろざかな、はくぎょ) 魚 シラウオ - サケ目シラウオ科の総称。汽水魚。 ニゴイ - コイ目コイ科カマツカ亜科の1種。日本に棲息する淡水魚。漢名「白魚(はくぎょ)」。 カワヒラ - コイ目コイ科クセノキプリス亜科。中国に棲息する淡水魚。中国名「白鱼(パイユイ)」。 シロウオ - スズキ目ハゼ科の1種。遡河回遊魚。ただし正しくは「素魚」。 シミ目 - 昆虫。 白魚 (小説) - 真船豊の小説。また、熊谷久虎監督による1953年の映画化作品。
出典: 白魚 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0