寓舎
寓舎
名詞
標準
文例 · 用例
当時の詩人に於ては、高啓を重んじ、交情また親しきものありしは、|奉答高季迪、|寄高編脩、|賀高啓生子、|訪高啓鍾山寓舎辱詩見貽、|雪夜読高啓詩等の詩に徴して知るべく、此老の詩眼暗からざるを見る。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
無縁堂一の瀬八幡をすぎ長崎村桜の馬場新大工町馬町勝山町八百屋町を経て立山庁邸にいたり、午後寓舎に入る。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
蘭軒の寓舎の井水が長崎水品の第一だと云ふことは、此詩の註に見えてゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
頼春風は蘭軒を立山の寓舎に訪うた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
余、寓舎に帰り、校長に語るにその実況をもってし、かつこのストライキの悪風わが国に伝染し、ひとり職工のみならず、一、二の学校においては、生徒のストライキを演ずるを見るといいたれば、校長は大いに驚き、学校のストライキは余はじめてこれを聞けり、これ日本の新発明なりといわれたり。
— 井上円了 『西航日録』 青空文庫
早朝寓舎を出でて、市中の寺院(旧教)三、四カ寺を訪う。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
終日寓舎にありて休養す。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
枕山は上野や向島の花も開きかけた頃再び房州に渡航せんとして寓舎の壁に、「鶯嬌柳ル美人ノ天/墨水東山春正ニ妍ナリ/好箇ノ家郷モ住ム能ハズ/満簔ノ風雨蜑烟ニ入ル〕の一首を題した。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫