川べり
かわべり異読 かわぶち
名詞多音語
標準
riverbank
文例 · 用例
さもなければ、田舎の川べりにでも住んで、夏は縁台を出して夕顔の花をみてゐるといふ、あの消極的平安の中に安住しなければならないのです。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
ともよは学校の遠足会で多摩川べりへ行ったことがあった。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
――此の按摩杖を力に、川べりの水除け堤へ来ると、杖の先へ両手をかけて、ズイと腰を伸ばし、耳欹てゝ考えて居る様子、――と言ふ。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
丁度その頃|一竿を手にして長流に対する味を覚えてから一年かそこらであったので、毎日のように中川べりへ出かけた。
— 幸田露伴 『蘆声』 青空文庫
そしてまた実際において、そういう中川べりに遊行したり寝転んだりして魚を釣ったり、魚の来ぬ時は拙な歌の一句半句でも釣り得てから帰って、美しい甘い軽微の疲労から誘われる淡い清らな夢に入ることが、翌朝のすがすがしい眼覚めといきいきした力とになることを、自然|不言不語に悟らされていた。
— 幸田露伴 『蘆声』 青空文庫
その時分毎日のように午後の二時半頃から家を出でては、中川べりの西袋というところへ遊びに出かけた。
— 幸田露伴 『蘆声』 青空文庫
自分の家からやや一町も離れた所まで来ると、清逸は川べりの方に自分で踏みならした細道を見出して、その方へと下りていった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
」 と然う思つて、落すやうに、川べりに手巾の濡れたのを、はらりと解いた。
— 泉鏡太郎 『月夜』 青空文庫
作例 · 標準
夕焼け空の下、川べりを散歩する夫婦の姿があった。
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夏になると、子供たちは川べりで水遊びをするのが大好きだ。
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川べりに咲く菜の花が、春の訪れを告げていた。
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釣り人は静かに川べりに腰を下ろし、竿を垂らした。
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