封状
ふうじょう
名詞
標準
sealed letter
文例 · 用例
其妹から数日前に封状が届いて居る。
— 長塚節 『隣室の客』 青空文庫
「書置の事」とでもしてある封状が、其處らにありさうな光景だと千代松は考へて、京子と一通りの挨拶を交した後は、打ち解けた話もしにくいので、ツイ默つてゐた。
— 上司小劍 『天滿宮』 青空文庫
その後の章には、小仏の峠もほどなく越ゆれば、上野原、つる川、野田尻、犬目、鳥沢も過ぎて猿はし近くにその夜は宿るべし、巴峡のさけびは聞えぬまでも、笛吹川の響きに夢むすび憂く、これにも腸はたたるべき声あり勝沼よりの端書一度とゞきて四日目にぞ七里の消印ある封状二つ……かくて大藤村の人になりぬ。
— 長谷川時雨 『樋口一葉』 青空文庫
作例 · 標準
差出人の名がない不気味な封状が、今朝ポストに投げ込まれていた。
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代々伝わる蔵の奥から、蝋で固く閉じられた古い封状が見つかった。
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密書を預かった使いの者は、封状を破らぬよう慎重に懐に隠した。
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