応打
おうだ
名詞
標準
文例 · 用例
「考えものです――発起人方、幹事連と、一応打合せて、いまの別亭の事は誰にも言わずに、人の出入りをしないようにした方が可いかとも思います。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
相談相手を持たない彼女は平一郎に一応打ち明けた。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
その限りつまりそれは実際には一応打破されているわけである。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
なる程カントの論理学は形式論理学の形式性を一応打破した。
— 戸坂潤 『辞典』 青空文庫
何時までも放って置いちゃ仏様に悪かろう」 平次は話を一応打切って、兎も角にも死骸の始末やら後の手続きやらを運ばせます。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「では、……大勢お客様方のいらっしゃる前に、おかけになっていらした頸飾りが奪られて、偽物がかけられていたと、ひとまずそういうことにしておきまして、……後刻また、詳しく伺わせて下さいまし」 とここで質問を、一応打ち切ることにした。
— 橘外男 『グリュックスブルグ王室異聞』 青空文庫
「この話、一応打ち切りましょう。
— 壺井榮 『妻の座』 青空文庫
「やっぱり一応打切った方がいいと思うけど。
— 壺井榮 『妻の座』 青空文庫