流し漉
ながしすき
名詞
標準
文例 · 用例
ここの紙では「細川」と呼ぶものが有名で、その漉き方にも特色があり、いわゆる「流漉」と「溜漉」とを合せたようなものであります。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
日本には紙を漉く法が二つあって一つを溜漉といい、一つを流漉といいます。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
日本の楮紙の多くは流漉であって、これは外国にない特色あるやり方であります。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
ちょっと考えますと、同じく楮で同じく水で同じく流漉で漉くのでありますから、皆同じような紙に成りそうなものですが、それぞれに異る性質を見せるのは、やはりその土地の自然や伝統が異るからに因ります。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
今は吾川郡の伊野が中心でありますが、少し田舎に入って仕事場を訪ねますと、昔ながらの風情で流漉をしている様が見られます。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
溜漉と流漉と、今では之が抄紙の二法である。
— 柳宗悦 『和紙の美』 青空文庫
溜漉は止るに待ち、流漉は動くに委ねる。
— 柳宗悦 『和紙の美』 青空文庫
手技なくして流漉はない。
— 柳宗悦 『和紙の美』 青空文庫