中砥
なかと
名詞
標準
medium-grade millstone
文例 · 用例
どうしてこんなかと、自分でも思う位」「民さんはそんなに野菊が好き……道理でどうやら民さんは野菊のような人だ」 民子は分けてやった半分の野菊を顔に押しあてて嬉しがった。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
その上では人びとは、睡らうとするとまるで墓のやうになる、途中の慘めな壕のなかとは、まつたく別な祈りかたをした。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
それに、その秘密を行なうのはいつでも夜なかときまっていて、どこの誰が秘密の祈りをして貰ったということが他人に知れると、その験がないというので、秘密の祈りを頼むものは世間がみんな寝静まった頃に、顔を隠したり、姿を変えたりして、そっと裏口から出入りをしているので、誰だかよく判らないということです。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
柳の木のなかといふわけは、葉の落ちてカラッとなった柳の木の外側には、すっかりガラスが張ってあるやうな気がするのです。
— 宮沢賢治 『十月の末』 青空文庫
燃ゆる吹雪のさなかとて、 妖しき※をなせるものかな。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
町の克巳の生活には、いなかとちがって、いろんなことがあるので、それがあたりまえのことなんだと。
— 新美南吉 『いぼ』 青空文庫
柳の木のなかというわけは、葉の落ちてカラッとなった柳の木の外側には、すっかりガラスが張ってあるような気がするのです。
— 宮沢賢治 『十月の末』 青空文庫
けれども役所のなかとちがって競馬場には物知りの年とった書記も居なければ、そんなことを書いた辞書もそこらにありませんでしたから、わたくしは何ということなしに輪道を半分通って、それからこの前山羊が村の人に連れられて来た路をそのまま野原の方へあるきだしました。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
作例 · 標準
この包丁、切れ味が落ちてきたから、中砥で研いでみようかな。
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伝統工芸品の職人さんは、木材を削るのに中砥石を巧みに使っていた。
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刃物を研ぐとき、まずは中砥で形を整え、それから仕上げ砥を使うのが基本だよ。
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