劈頭
へきとう
名詞
標準
beginning
文例 · 用例
自分は先づ劈頭第一に『喋舌る事の出來ない者は大馬鹿である』 三『喋舌ることの出來ないのを稱して大馬鹿だといふは餘り殘酷いかも知れないが、少くとも喋舌らないことを以て甚く自分で豪らがる者は馬鹿者の骨頂と言つて可ろしい而して此種の馬鹿者を今の世にチヨイ/\見受けるには情ない次第である。
— 国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』 青空文庫
『忘れ得ぬ人は必ずしも忘れてかなうまじき人にあらず、見たまえ僕のこの原稿の劈頭第一に書いてあるのはこの句である。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
能という名前「能」を説明しようとする劈頭第一に「能」という言葉の註釈からして行き詰まらねばならぬ。
— 夢野久作 『能ぎらい/能好き/能という名前』 青空文庫
作戦として筆者の主将組が劈頭に出た。
— 夢野久作 『ビール会社征伐』 青空文庫
また、劈頭の手紙の全文から立ちのぼる女の「なま」な憎悪感に就いては、原作者の芸術的手腕に感服させるよりは、直接に現実の生ぐさい迫力を感じさせるように出来ています。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
(つゞく) 四 軍国主義(三) 開戦の劈頭から首都|巴里を脅かされやうとした仏蘭西人の脳裏には英国民よりも遥に深く此軍国主義の影響が刻み付けられたに違ない。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
彼は門脇の寄進札の劈頭に、あだかもこの寺門の保護者のやうに掲げ出されてある自分の名を、出来るだけ見まいとした。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
建文帝は位に即きて劈頭第一に諸王をして悦ばざらしめぬ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
作例 · 標準
会合の劈頭、議長から今回の不祥事に関する謝罪の言葉が述べられた。
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プログラムの劈頭を飾る華やかなファンファーレに、観客の期待が高まる。
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新連載の劈頭において、作者は物語の核心に触れる衝撃的なシーンを描いた。
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