口の達者
くちのたっしゃ
表現形容動詞
標準
glib
文例 · 用例
それに大概腕よりもより以上に口の達者な面面が多いのだからその騷々しさも以て察すべきである。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
十七の年からもう二十年背負っているが、これで案外重荷でねと、冗談口の達者な男だった。
— 織田作之助 『競馬』 青空文庫
左近が泊りこんでいる網元もこんな口の達者な親方で、泣き落すのと脅かすのとの中間ぐらいの適当な言葉で野郎どもを働かすのに妙を得ている。
— 坂口安吾 『左近の怒り』 青空文庫
それは、いつもこの傷を恨むと共に、骨にきざむほど憎らしくなる思い出は、あのこまちゃくれた、口の達者な怖ろしいほど勘のいい弁信という小法師のことであります。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「どうしたの」と聞きましたら、「棚から箱が落ちまして」と、口の達者な人なのに、いつもほど喋りません。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
とうてい悪口の達者なお前には向かないね」 こう云いながら叔父は、そこに黙って坐っている叔母の方を、頷でしゃくって見せた。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
筆を持つ術を知らない叔父は恐ろしく口の達者な人であった。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
どうせ口の達者な貴夫には敵いませんから」 健三はむしろ真面目であった。
— 夏目漱石 『道草』 青空文庫
作例 · 標準
彼は口の達者な男で、どんなに不利な状況でも言い逃れをしてしまう。
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「あの子は口の達者なこと」と、おばあちゃんが孫の成長に目を細めて笑った。
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弁護士という職業柄、彼は非常に口の達者で論理的な話し方をする。
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