蓋をする
ふたをする
表現動詞-サ変-する
標準
to cover (a hole, a saucepan)
文例 · 用例
冬の晴れた夜には地面は盛んに温熱を放散して冷却し、雪などに比べては遥かに低い温度に下がって土は凍って作物の芽も凍死する事があるが、雪で蓋をするとこの過度の冷却を遮られ却って凍死を免れるのである。
— 寺田寅彦 『雪の話』 青空文庫
同時に前記の鉄片が落ちて水銀が上がり、細孔に蓋をするという工合になっている。
— 寺田寅彦 『ムーア灯』 青空文庫
それは今でも明記して居る人が有らうが、「たんたん、たん/\、田の中で……」といふ謡で、「おッかあも……田螺も呆れて蓋をする」といふのであつた。
— 幸田露伴 『震は亨る』 青空文庫
謡の意は婦人もまた裳裾を※げて水を渉るに至つて其影悪むべく、田螺も呆れて蓋をするといふのである。
— 幸田露伴 『震は亨る』 青空文庫
余り度外れなのに、自分から吃驚して、「はっ、」と、突掛る八ツ口の手を引張出して、握拳で口の端をポン、と蓋をする、トほっと真白な息を大きく吹出す…… いや、順に並んだ、立ったり居たり、凸凹としたどの店も、同じように息が白い。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
あツと驚いて再び蓋をすると、其中で物馴れた一人が「えてものだ、鉄砲を撃て。
— 岡本綺堂 『雨夜の怪談』 青空文庫
先ずおやじのカンシャク頭は、テッペンをクリ抜いて蓋をするようにして、憤った時はその蓋を取ればなおるようにしてやりました。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
無雑作に銅版刷で蓋をする。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
作例 · 標準
雨が降ってきたので、洗濯物にシートで蓋をした。
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建設現場の大きな穴に、安全のために蓋がされた。
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熱が逃げないように、コーヒーカップに蓋をしておいた。
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標準
to conceal an inconvenient truth
作例 · 標準
彼の不正は、長年上層部によって蓋をされてきた。
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スキャンダルに蓋をしようとする動きが見られた。
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都合の悪い事実に蓋をしても、問題は解決しない。
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