文教の府
ぶんきょうのふ
名詞
標準
fountainhead of culture
文例 · 用例
故松田文相の外来語排撃の旗印は文教の府の首班として確かに卓見であった。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
新聞や雑誌の膝をくづした記事にさへも、おほかたわが文教の府の声色がそのまゝ使はれてゐるのに驚くくらゐである。
— ――宛名のない手紙―― 『日本人とは?』 青空文庫
しかし文部省は文教の府だけに済々たる学者の淵藪でもあれば、必ず理のある我輩の言に耳を傾ける事がないでもなかろう事を期待している。
— 第二部 混混録 『牧野富太郎自叙伝』 青空文庫
一体今日では伝統を無視するということそれ自身がすでに危険思想ということになっているが、時の文部大臣奥田義人が認めた京大の模範的伝統を蹂躙することは、文教の府として、それ自身引け目を感じることである。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
先づ文教の府國民の思想情操の貯水池である文部省などから先に、この混濁の燈明作用を活溌に興すべきだと思ふ。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
日本には文教の府なしと云つても過言でない程、その機關は錆びてゐる。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
文教の府の働きとは云へまい。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
作例 · 標準
この都市は古くから多くの大学や研究機関が集積しており、まさに国の文教の府として発展してきた誇りがある。
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かつて藩校があったこの場所は、今でも県内屈指の進学校が立ち並び、地域を代表する文教の府となっている。
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彼は「我が校こそが地域の文教の府たる自覚を持て」と、入学式の祝辞で新入生たちに熱く語りかけた。
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