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摺師

すりし
名詞
1
標準
woodblock printer
文例 · 用例
いい若え者がひとり言をいってるなんざ、みっともねえじゃねえか」 坊主頭へ四つにたたんだ手拭を載せて、朝の陽差を避けながら、高々と尻を絡げたいでたちの相手は、同じ春信の摺師をしている八五|郎だった。
邦枝完二 おせん 青空文庫
すると、その額の汗を拭きながら駆け込んで来たのは、摺師の八五|郎であった。
邦枝完二 おせん 青空文庫
二階の往来に面したほうに、八帖二つをぶち抜いた部屋があり、古机が五つ、一方は記事を書く部屋、一方には絵描きや摺師や、版木彫りの職人たちがいた。
山本周五郎 へちまの木 青空文庫
摺師の松やんは三十そこそこで、痩せがたの美男であり、もう妻と三人の子持ちだということであった。
山本周五郎 へちまの木 青空文庫
京橋二丁目にある耕文堂で、子飼いから摺師を仕込まれたが、いまの女房といっしょになるとき、耕文堂の主人夫妻となにかもめごとがあり、江戸では表向き、一流の職にはつけないような処分を受けたのだそうであった。
山本周五郎 へちまの木 青空文庫
絵描きの常さんも彫り師の源さんも、そして摺師の松やんも木内桜谷まで、みんな弁当持ちでかよって来るが、房二郎だけは近所の弁当屋から昼めしを取っていた。
山本周五郎 へちまの木 青空文庫
「そうだ値上げだ」と隣りの八帖から、こんどは絵師の常さんの声が聞えた、「子供の絵本を描いたって、もう少しはましな銭にならあ」 摺師の松やんはなにも云わず、なにかを刷っているばれんの、きゅっきゅっという音だけが、休みなしに聞えた。
山本周五郎 へちまの木 青空文庫
ことに彫工も摺師も老練の名工が追い追い減少、そのうえ物価騰貴で三枚続き普通十銭、上物十五、六銭で売ったのが倍以上でも引き合わず、随って仕事もいい加減になり、絵具も安物、せいぜい子供のおもちゃ絵程度、その中で夏向きの組立灯籠画などはしゃれたものの一つ、これなどは今あっても面白かろう。
山本笑月 明治世相百話 青空文庫
作例 · 標準
浮世絵の制作において、摺師の技術は作品の出来栄えを大きく左右する。
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「あの摺師が手がけるぼかしの技法は、まさに神業だ」
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熟練の摺師が、馬連を使って版木から色を紙へと移していく。
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ウィキペディア

摺師(すりし)とは、版画において、色料を付着させた版を用いて、紙に摺る職人のこと。本項では、多色摺りの浮世絵、則ち錦絵の摺師の作業について述べる。

出典: 摺師 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0