砕破
さいは
名詞
標準
文例 · 用例
それに当時の工事であるから、岩を砕くにも大小の鉄鎚で一いち打ち砕くより他に方法がないので、それも岩礁砕破の工事の思うようにならない原因の一つでもあった。
— 田中貢太郎 『海神に祈る』 青空文庫
次の主要部に於いては、見物人を十分に娯しませるやうに、表現を細かに砕き(それを砕破もしくば破といふ)、それが為の進行の遅滞は止むを得ない。
— 野上豊一郎 『演出』 青空文庫
「南無、赤身大力明王、邪修を摧破して、剣刃下に伏滅せしめ給え。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
この機會に乘じて、西域諸國は連合して、漢の勢力を摧破することを企てたから、章帝も一時西域經營を中止して、班超を召還した。
— 桑原隲蔵 『東漢の班超』 青空文庫
まさに富田流の鉄甲摧破、受ければ受けた木剣は粉となって飛びそう、あっ――と思わず観者の声が上ずる――その時、スッと新九郎の体がかわった。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫