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石竹色

せきちくいろ
名詞
1
標準
light pink (color, colour)
文例 · 用例
スマラグド色の眼と石竹色の唇をもつこの雄猫の風貌にはどこかエキゾチックな趣がある。
寺田寅彦 ある探偵事件 青空文庫
透き通る様な青い若葉が門扉の上から雨後の新滝のやうに流れ降り、その萌黄いろから出る石竹色の蔓尖の茎や芽は、われ勝ちに門扉の板の空所を匍ひ取らうとする。
岡本かの子 蔦の門 青空文庫
その鰹の肉片が片側藁火に焙られて、不透明な焼肉の色から急速に生身の石竹色に暈けてゐるのをまじ/\と見詰めながら、桑子は師匠に云つた。
岡本かの子 花は勁し 青空文庫
「……これは又……どうして……」「お久しゅう御座います」 若侍は美しく耳まで石竹色に染めて眼を輝やかした。
夢野久作 斬られたさに 青空文庫
何よりも先ず、その石竹色に湿んでいる頬に、微笑の先駆として浮かんで来る、笑靨が現われた。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
そしてまたどんな貧しい土地にも、根をおろして伸びてゆく不思議な「生命」の石竹色の夢。
薄田泣菫 石竹 青空文庫
何よりも先づ、その石竹色に湿んでゐる頬に、微笑の先駆として浮かんで来る、笑靨が現はれた。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
一つ置かれた燭台の火が石竹色に四方を照らし、佇んでいる二人の影を岩壁の面へ写し出している。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
作例 · 標準
春の日差しを浴びて、彼女の頬は石竹色の柔らかな輝きを帯びていた。
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文房具店で、石竹色のインクが入った万年筆を自分へのご褒美に買った。
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夕暮れ時の空が、薄紫から淡い石竹色へとグラデーションを描いている。
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ウィキペディア

石竹色(せきちくいろ)はナデシコ科の植物セキチクの花のような淡い赤色のことである。

出典: 石竹色 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0