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無韻

むいん
名詞
1
標準
文例 · 用例
最近文學史上に於ける一つの不思議は、我我の中の或る者によつて、散文で書いた詩――それは「自由詩」「無韻詩」又は「散文詩」の名で呼ばれる――が發表されたことである。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
散文詩又は無韻詩の名は、言語それ自身の中に矛盾を含んで居る。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
原始の純樸なる自然的歌謠――牧歌や、俚謠や、情歌や――の中に、一つとして無韻詩や自由詩の類が有るか。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
自由詩とは何ぞや、無韻詩とは何ぞや、不定形律の詩とは何ぞや。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
韻律の定まれる拍節を破却すれば、そは即ち無韻の散文である。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
無韻律の不定形律――即ち散文形式――は、詩のために自由を許すものでなくして、却つて不自由を強ひるものである。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
この同じ理由によつて、自由詩の別名たる「散文詩」「無韻詩」の名稱は廢棄さるべきである。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
散文であつて無韻律であつて、しかも同時に詩であるといふことは不合理である。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫