一巻
いちまき
名詞頻度ランク #37675 · 青空 157 例
標準
one entire scroll
文例 · 用例
此の我々の感性に近いもの、寧ろ民謡でさへある殉情詩が、此の殉情的な国で、今迄読まれなかつたなぞといふことは不思議だと、今度此の全集の第一巻が出た後では、諸君も必ずやさうお思ひになることと思ひます。
— 中原中也 『宮沢賢治全集刊行に際して』 青空文庫
一巻の創作集の中から、作者の意図を、あやまたず摘出してくれる。
— 太宰治 『自作を語る』 青空文庫
数十人の智慧ある先賢に手をとられ、ほとんど、いろはから教えたたかれて、そうして、どうやら一巻、わななくわななく取りまとめた。
— 太宰治 『創作余談』 青空文庫
室津の宿屋の主人はかなりのお婆さんであったが、われわれ二人の中学生の初旅を珍しがって大変にもてなしてくれた上に「珍しいものを見せて上げよう」と云って持出して来たのが一巻の絵巻物であった。
— 寺田寅彦 『初旅』 青空文庫
一巻の絵巻物が出て来たのを繙いて見て行く。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
これを誤算したフランスの一映画会社が彼女をスターにして大仕掛けのフィルム一巻をこしらえた。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
ボオドレエルの『悪の華』一巻はしばしば「いき」に近い感情を言表わしている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
一八九九年に彼の全集の第一巻が出た。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫