杉原紙
すぎはらがみ
名詞
標準
sugihara paper
文例 · 用例
折節年末の煤払いして屋根裏を改めると、棟木の間より杉原紙の一包みを捜し出し、見るにかの年玉金なり。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
「左樣日本の品ではない、――丁寧に扱つても、杉原紙か奉書といふところだが、唐土渡來の唐紙を、屑でも何んでも惜し氣もなく使つてゐるのは不思議ぢや」 老和尚冷嚴から訊くべきことはこれで全部でした。
— 名畫紛失 『錢形平次捕物控』 青空文庫
被いの布を払って披露された品々は、その一端をあげても――お小袖之料二百余反、播州杉原紙二百|束、鞍置物十|疋、明石干し鯛千籠、蛛蛸三千連、御太刀幾振、野里鋳物の種々などと――その数も品目の多いことも、まったく言語に絶している。
— 第六分冊 『新書太閤記』 青空文庫
顕家が夜をあかして書いた杉原紙十数枚にものぼる文章は、吉野朝廷へたてまつる彼の政治意見書であった。
— 黒白帖 『私本太平記』 青空文庫
これは、他の奉書文書とちがって、紙質も杉原紙のように茶がかっており、何しろ、そッと披けないことには、折目からすぐ切れてしまいそうなほど、紙も墨色も窶れている。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
兵庫県多可町で受け継がれている杉原紙は、その強靭さと美しさで古くから重宝されてきた。
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卒業証書の用紙として杉原紙が選ばれ、生徒たちはその重厚な手触りに感動していた。
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伝統的な製法を守り続ける杉原紙の工房を訪れ、紙漉きの体験をさせてもらった。
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ウィキペディア
杉原紙(すぎはらがみ、すいばらがみ、椙原紙)は、和紙の一種である。
出典: 杉原紙 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0