自己暗示
じこあんじ
名詞
標準
autosuggestion
文例 · 用例
それ故彼れは画家の凡てが陥つてゐる色彩上の自己暗示に襲はれることなしに、自然の色と絵具の色とを比較することが出来た。
— 有島武郎 『描かれた花』 青空文庫
俺の神経衰弱がこの頃だんだん非道くなって来たために、自己暗示の力が無暗に高まって来たお蔭でコンナみじめな事ばかり妄想するようになって来たのだ。
— 夢野久作 『木魂』 青空文庫
その安心が大きければ大きいだけ、彼は無意識の内に恐しい自己暗示にかかっていたのである。
— 牧逸馬 『上海された男』 青空文庫
あゆの味のよしあしなどてんで無頓着な成金連だから、あゆの大きさが立派で、金が高いのも、彼らの心持にかえってぴったりするというようなわけで、自己暗示にかかった連中が、矢も楯もたまらず、なんでも春日のあゆを食わなければという次第で、この店は一時非常に栄えたものだ。
— 北大路魯山人 『インチキ鮎』 青空文庫
自己暗示にだって人間はかかるのですものね。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
急に湧いた嫉妬が彼に自己暗示を与えたのだ。
— 富田常雄 『刺青』 青空文庫
暗示や自己暗示がある種の病気症状を除く可能性のあることは疑いも無い。
— Civilization And Disease (1943) 『文明と病気』 青空文庫
ついに絶望してナンシー(フランス北東部)で自己暗示治療法によって当時有名であった非医師のコーエの所に行って治癒した。
— Civilization And Disease (1943) 『文明と病気』 青空文庫
作例 · 標準
「私はできる、絶対に成功する」と何度も唱えて自己暗示をかけ、試合に臨んだ。
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寝る前にポジティブな言葉を繰り返すことで、自己暗示によるリラックス効果を狙う。
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根拠のない自信も、強力な自己暗示があれば現実を動かす力になることがある。
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