規準
きじゅん
名詞
標準
文例 · 用例
所謂教育映画や、伝染病予防の宣伝ポスター等に対する批判の規準点が、皆これに同じである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
言いかえれば芸術批判の規準点は、いったいどこにあるのだろうか。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
美と叡智とを規準にした新しい倫理を創るのだ。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
この夫婦のように、深く相愛して愛におぼれず、堅く相信じて信に甘えないというのは、アメリカ人の目にはよほど珍しく目新しい一大発見として映ずるかもしれないが、日本人には実は少しも珍しくもなんともない、むしろ規準的な夫婦関係のスタンダードであったのではないかという気がする。
— 寺田寅彦 『映画雑感(※)』 青空文庫
もっとも事実上はこの規準的関係の実現は存外困難であった。
— 寺田寅彦 『映画雑感(※)』 青空文庫
その結果として得られた規準に従って作られた家は耐震的であると同時にまた耐風的であるということは、今度の大阪における木造小学校建築物被害の調査からも実証された。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
すなわち、昭和四年三月以後に建てられた小学校は皆この規準に従って建てられたものであるが、それらのうちで倒潰はおろか傾斜したものさえ一校もなかった。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
これに反して、この規準に拠らなかった大正十年ないし昭和二年の建築にかかるものは約十プロセントの倒潰率を示しており、もっと古い大正九年以前のものは二十四プロセントの倒潰率を示している。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫