置き替える
おきかえる
動詞
標準
文例 · 用例
これで見ても、詩は必しも現実の言葉を以て、表現するだけではなく、古語を置き替える事も自由なのだから、其所に現れて来るものも、あなくろにずむと言い棄てられぬことが多い。
— 折口信夫 『詩語としての日本語』 青空文庫
もし今、特定に限定された世界像の代りに、一般的な世界観をこの一連の図式の内で置き替えるなら、世界観――体系――方法という図式になるが、これは或る意味での哲学の構造を示すものに他ならぬ。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
もちろんそれはべつの言葉と置き替えるべきものであった。
— 第二部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
そのために村々の先祖祭は複雑なものとなり、今まであった儀式は聊か衰えたようだが、まるまる古くからのものを置き替えることはできず、依然として七月の盆のあとに、また八月のコウソ祭があって、この方が多くの行事と結びつき、踊その他の色々の催しを伴のうて、力の入れかたが格別であった。
— 柳田国男 『海上の道』 青空文庫
併し、この事件の新聞記事を記憶する読者にとって、それらを真実の人名、地名に置き替えることは、さして困難ではないと信じる。
— 江戸川乱歩 『悪霊』 青空文庫