かき合わせる
かきあわせる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to pull together with the hands
文例 · 用例
ぱっと照らされて、千枝子は思わず身をすくめ、裾をかき合わせると、男の胸に小さくなって顔をかくした。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
」 あたえられた円座を占めて、権右衛門は直垂の袖をかき合わせると、師冬は軽いしわぶきを一つした。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
仲間があって淋しくなくていいだろう」 娘は、派手な銘仙の両袖をかき合わせるようにして立っていたが、廊下のゴザの上へ自分と並んで坐り、小さい袋を横においた。
— 宮本百合子 『刻々』 青空文庫
瑛子は、娘の冗談に笑おうともせず、両方の袂を胸の前でかき合わせるようにしてストーヴの前のソファにかけた。
— 宮本百合子 『雑沓』 青空文庫
お粂は義理ある妹のお槇にも古疵の痕を見られるのを気にしてか、すずしそうな単衣の下に重ねている半襟をかき合わせることを忘れないような女だ。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
今頃まで愚図愚図していたら、どんな事になったかわかりません」 女はそういって、思い出したように、潜り抜けて来た焔の壁――江戸を焼き立てている紅蓮の劫火を顧みて、そっと衿をかき合わせるのです。
— 乞食志願 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
「困りましたねえ」 やり手も胸に手をやって、えり元をかき合わせるようにして、世なれた口調で、「それは、旦那、困りますねえ」「困るって、誰が困る?
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
王は低くうなる様に云って炉を見て急に寒さを感じた様にひろい衿をかきあわせる。
— 宮本百合子 『胚胎(二幕四場)』 青空文庫
作例 · 標準
落ち葉を熊手で一箇所にかき集めた。
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子供が砂場で、砂を両手でかき集めて山を作っていた。
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床に散らばった小物を、手でかき集める。
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彼女は、散らばった書類を両手でかき集めた。
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