幕政
ばくせい
名詞
標準
the shogunate (administration)
文例 · 用例
その鎌倉には幕政時代の終りごろまで百四五十回の地震があって、骨肉|相食んだ鎌倉史の背景となって、陰惨な色彩をいやがうえにも陰惨にして見せた。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
三 天正の災変、慶長の地震 鎌倉幕政時代の末期、即ち後醍醐天皇の即位の前後から吉野時代、室町時代、安土桃山時代にかけては、戦乱に次ぐに戦乱を以てして、日本全国戦争の惨禍に脅かされて、地震の記録も閑却せられていたかの観があるが、それでも慶長のはじめにかけて約六百回の地震の記録がある。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
漸く閭巷の侠客なるもの起り来りて、幕政を軽侮し、平民社界の保護者となり、圧抑者に対する破壊的手腕(天知子の語を借用す)となりたるも、是が一現象なりけり。
— 北村透谷 『徳川氏時代の平民的理想』 青空文庫
三、変遷の時代 残燈もろくも消えて徳川氏の幕政空しく三百年の業を遺し、天皇親政の曙光漸く升りて、大勢|頓かに一変し、事々物々其相を改めざるはなし。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
幕政中年々莫大の金を外国へ渡して買うた薬品は、済生上やむをえぬ事と言うたものの、その大部分は、当時永続の太平に慣れて放逸縦行した無数の人間が、補腎健春の妙薬としてしきりに黄白を希覯の曖昧品に投じたのである。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
幕政に不満があらばこの安藤を斬れっ。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
それは幕政の局に当つて財況其他の実情を知悉し、夷の攘ふべからず、戦の交ふべからざることを知つてゐたからである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
宗家伊沢は幕政の時より居を徙さずにゐるのであつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の日本は、幕政によって統治されていた。
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幕政の腐敗が、やがて倒幕運動へと繋がった。
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歴史の授業では、幕政の仕組みについて学んだ。
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