居中
きょちゅう
名詞動詞-サ変名詞-の形容詞
標準
being in the middle
文例 · 用例
(623 a. Chr.)Solon は仲裁者(διαλλακτ)と稱せられたが、中裁(居中調停、勞資協商)とは階級鬪爭の中裁を謂つたものである。
— 森鴎外 『古い手帳から』 青空文庫
――他人の整理物を掻き乱すことの、留守居中の持主に対するあの痛々しい悲しみは、左様に余の如き不道徳を行つたことのある少数の同志には、容易に理解して貰へるだらう。
— 牧野信一 『余話(秘められた箱)』 青空文庫
――他人の整理物を掻き乱すことの、留守居中の持主に対するあの痛々しい悲しみは、さやうに余の如き不道徳を行つたことのある少数の同志には容易に、理解して貰へるだらう。
— 秘められた箱 『余話』 青空文庫
余は前議を取り消して今度は転居中止の議を提出せん心組なり。
— 正岡子規 『明治卅三年十月十五日記事』 青空文庫
しかし書巻を尊崇して、提挈をその中に求めていたことを思えば、留守居中|稀有の人物であったのを知ることが出来る。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
貞固も東堂も、当時諸藩の留守居中有数の人物であったらしい。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
古来謫居中に立派な学者になつた人が少なくない。
— 市島春城 『読書八境』 青空文庫
原籍を知つて話し合ふと土居中尉の夫人が僕の妻の縁者である事が解つて奇遇に驚いた。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫