歯する
よわいする
動詞-サ変-する動詞-自動詞
標準
to associate (with)
文例 · 用例
まだそのほかに、饑饉があるの、地震が起るの、星は空より堕ち、月は光を放たず、地に満つ人の死骸のまわりに、それをついばむ鷲が集るの、人はそのとき哀哭、切歯することがあろうだの、実に、とんでも無い暴言を口から出まかせに言い放ったのです。
— 太宰治 『駈込み訴え』 青空文庫
廉恥を棄てて金銭を貪るものと歯するは、その敢てせざる所である。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
父の弔合戦、父が討死の処に死のうとの血相|凄まじい有様を貞清見て、貝を吹いて退軍を命じ、犬死を誡めて、切歯するのを無理に伴い帰った。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
」(原文伏字)と切歯する。
— ――「亀のチャーリー」「幼き合唱」「樹のない村」―― 『一連の非プロレタリア的作品』 青空文庫
奪ひ持ちたる刀を投げ棄て、竹杖|軽げに右手に取り直し、血に渇したる喜三郎の兇刃に接して一糸一髪を緩めず放たず、冷々水の如く機先を制し去り、切々氷霜の如く機後を圧し来るに、音に聞えし喜三郎の業物も、大盤石に挟まれたるが如く、ひたすらに気息を張つて唖唖切歯するのみ。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
諸君は探偵と云うものを見て、歯するに足る人間とは思わんでしょう。
— 夏目漱石 『文芸の哲学的基礎』 青空文庫
「ムーッ」 と切歯するばかりであった。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
」「金魚のくせに入歯するなんて変じゃないか。
— 室生犀星 『蜜のあわれ』 青空文庫
作例 · 標準
若輩者の私が、業界の重鎮たちに歯するなど、とてもおこがましいことです。
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彼は名門の出身ではないが、その実力で社交界のトップクラスに歯している。
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「いつかあの方々に歯するような人間になりたい」と彼は熱く語った。
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